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だ、駄文

二次創作のくだらない駄文置き場
2024
11,27

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2005
12,21
「!」
 ああ……そうだ。俺は下唇を噛み締めた。
 何故って――……。
「まあ、答えを急ぐものではないさ」
「…………」
「いたいだけいればいい。それに??」

 ――仏様の眷属さんを無訝にはできないからなあ。

「! ……――あんた」
「ま、そういうことだ。朝のお勤めとコレに付き合ってくれるなら――」
 住職は徳利を掲げてにぃと笑ってみせて、
「三食昼寝つき。そう悪い条件じゃないだろう?」
 この台詞……。
 俺はなんとも言えず、口を閉じた。
 これでも永いこと生きている。世の中には、……こういう人物も、いる、ことは知っているが。
「……あんた何者だよ」
「しがない住職さ」
「んなわきゃねぇだろうが」
 今度、お猪口に酒を注ぐのは俺の番だった。
「売り渡すような真似されるのはゴメンだぜ」
「するなら、もうやってる」
 確かにその通りである。
 相手は余裕シャクシャクで俺の酌を受けて飲み干した。
(ああ、やはりこの人物――)
 予感的中といったところだろう。
「ああ、けど娘に手を出したら突き出すからな」
「娘いるのか? だったらあんたは本当の変わり者だよ。うら若き女と男を一つ屋根の下に住まわせるんだから」
「二人じゃない。俺もいる」
 俺はぷっと吹き出してしまった。
 だって、そうだろう?
 それはまさしく父親の顔だ。本当に心配している。なのにふんぞり返っているのだ。
(止めときゃいいのに)
「何がおかしい……?」
「いや、別に」
「親バカだと言いたいんだろう……?」
 住職の目は俺を捉えて据わっていた。
 この住職が親バカの何が悪い! と続けてくるのは予想もできたし、その会話に乗りたい自分に気が付いてしまえば、自然と口許が緩んだ。
「娘さん。あんたに似てないことを祈ってるよ」
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