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だ、駄文

二次創作のくだらない駄文置き場
2024
11,27

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2008
04,26
「だから、たまにそういう類いの依頼が舞い込むのよ」
「…………」
「塩巻いて終わる程度のならね。私も今、父いないから程度で済むんだけど」
「それ程度で済みそうにないってか……?」
「それは現場に行ってみないと――」
「その現場に独りで行く気だったんだな」
「…………」
 押し黙るということは図星だったのだろう。
「おまえは勉強してろ」
「でも!」
「んな、危ねぇことさせられるかよ……」
 俺が嘆息混じりに吐き出せば、南都はムッとしたそれでいて恨めしそうにこちらを見ていた。
 言いたいことは分かる。
 ――千秋だって同じじゃない、と目がモノを言っている……。
 南都と――『現代人』と同じだったら、どれだけ良いと考えたか。
「……何よ?」
「下見ならおまえじゃなくてもできるっつってんだよ」
「千秋一人で行くの?」
「俺はおまえと違って暇人だからな」
「そうだけど――」
 否定しない南都に対して、この野郎……家事っつー仕事も案外忙しいんだぞ、と内心で反論しつつも、やはり霊的な問題なら俺一人のがやはり作業は効率がいい。
 疑り深い視線に対して俺は意地悪く笑んだ。
「心配してくれるのか?」
「な!」
 見開いた瞳がぱっちりと瞬く。ぱっくりと開いた口が動き出すのに一呼吸かかり、
「ちょ、調子に乗らないでよ!! なんで私が……!」
 こういう意地っ張りなところが俺の悪戯心を誘うのだろう。
「またまた~、俺のために泣いてくれたってのに」
「あ、あれは!」
 人間行き詰まると実力行使になる。彼女がそうするまでに時間がかからないのはその真っ赤に燃え上がった顔から明らかだった。
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