2005 |
03,30 |
«-偶然-15»
俺のちょっとした、本当に些細な想いにしか過ぎないが――真心込めた二枚の札。
「また来るよ」
「お待ちしております」
深々と頭を下げる店員達に背を向けて、カラリと扉を押し開く。
「……」
吸い込んだ外気には冷たさはない。
春の訪れを予感させる。
「――いや、もう春か」
店を出て階段を上りきるとそこは繁華街。行き交う人々。その中に俺も紛れる。
ウタカタの時間は終わった。それはごく有りふれた日常にすぎなくて。俺は天を仰いで目を閉じる。
季節は巡る。
――舞う花びらとあの人の微笑。
アノ季節がまたやってくる。
「また来るよ」
「お待ちしております」
深々と頭を下げる店員達に背を向けて、カラリと扉を押し開く。
「……」
吸い込んだ外気には冷たさはない。
春の訪れを予感させる。
「――いや、もう春か」
店を出て階段を上りきるとそこは繁華街。行き交う人々。その中に俺も紛れる。
ウタカタの時間は終わった。それはごく有りふれた日常にすぎなくて。俺は天を仰いで目を閉じる。
季節は巡る。
――舞う花びらとあの人の微笑。
アノ季節がまたやってくる。
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