2004 |
10,30 |
「行かせると思うのか」
「私は景虎様に殉じていきる――」
――人間です。
「……」
強風がさらう。
「勘違いするなよ。私の覚悟がおまえの覚悟に勝てる気がしないからだ」
「色部さん…」
白い羽が舞う。固く芯の通った羽。
「景虎殿を死なすなよ」
直江は一礼をして翼を広げた。
「……」
門へと向かう直江を見送り、
「――これで一人になったわけか…」
皆が旅立って天界に残るのは、色部だけ。
コートの裾が翻る。
行かせてしまったことに後悔はない。
「私がここにいれば?いい」
けど、大将は景虎殿、あなただ。
「私は景虎様に殉じていきる――」
――人間です。
「……」
強風がさらう。
「勘違いするなよ。私の覚悟がおまえの覚悟に勝てる気がしないからだ」
「色部さん…」
白い羽が舞う。固く芯の通った羽。
「景虎殿を死なすなよ」
直江は一礼をして翼を広げた。
「……」
門へと向かう直江を見送り、
「――これで一人になったわけか…」
皆が旅立って天界に残るのは、色部だけ。
コートの裾が翻る。
行かせてしまったことに後悔はない。
「私がここにいれば?いい」
けど、大将は景虎殿、あなただ。
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