2005 |
10,07 |
«19»
そういえば、あの直江でさえも、慣れるしかないとかなんとか……。
清正はゆっくりと息を吐いて奴から身体ごと視線を外した。
とんだことに巻き込まれたものだ……、と思っていたのも束の間――。
カクッ
「!」
背をド突かれるとかなんとではなくて、
「何をするッ!?」
「なに格好つけてたそがれてんだよ」
足カックン……だ。
悪戯の張本人は、にやりと笑む。
「おら行くぞ」
その笑みが気に食わないの、だ!
「!」
だが、清正は気に食わない相手への言葉飲み込んだ。
相手に頭をクシャリと掴まれて前倒しになるとともに――、
清正はゆっくりと息を吐いて奴から身体ごと視線を外した。
とんだことに巻き込まれたものだ……、と思っていたのも束の間――。
カクッ
「!」
背をド突かれるとかなんとではなくて、
「何をするッ!?」
「なに格好つけてたそがれてんだよ」
足カックン……だ。
悪戯の張本人は、にやりと笑む。
「おら行くぞ」
その笑みが気に食わないの、だ!
「!」
だが、清正は気に食わない相手への言葉飲み込んだ。
相手に頭をクシャリと掴まれて前倒しになるとともに――、
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2005 |
10,06 |
«ちょっとブレイク»
連載始めてから後半に突入です。
どうでしょうか?
楽しんでいただければ幸いです。その前に何人のお客様がここ訪れてるやら(汗)
ま、ひっそり更新がこちらの日記のモットーなので~☆
で、一応、オンリーに合わせて終了し、書き下ろしを加えてup予定です。
道のり長いですな。
はー最近はすさまじくオリジナルが書きたくてたまりません。
ミラは最近重い内容ばかりです。
オリジナルに傾倒したくとも、なんかオンリーやらなにやらで凄まじく目移りしてしまいます。
このサイトを訪問してくださっている方はどちらをご希望か?
どう見てもメイン…ミラのほうだよなぁ…
どうでしょうか?
楽しんでいただければ幸いです。その前に何人のお客様がここ訪れてるやら(汗)
ま、ひっそり更新がこちらの日記のモットーなので~☆
で、一応、オンリーに合わせて終了し、書き下ろしを加えてup予定です。
道のり長いですな。
はー最近はすさまじくオリジナルが書きたくてたまりません。
ミラは最近重い内容ばかりです。
オリジナルに傾倒したくとも、なんかオンリーやらなにやらで凄まじく目移りしてしまいます。
このサイトを訪問してくださっている方はどちらをご希望か?
どう見てもメイン…ミラのほうだよなぁ…
2005 |
10,06 |
«18»
勿論、加藤清正さんに対して、だと疑わし気な視線が返ってきて。
「ッ!」
――後に後悔するのは結局清正のほうなのである。
おちょくられているのは解っている……。……解っているのだがッ!
清正はギリギリのところで耐えていた。
――今は仲間……イ・マ・は・ナ・カ・マ――ナ・カ・マッ……!
と、
言い聞せても――。
清正は嘆息して、肩を落とした。
しかし、コレを四百年間、景虎が相手にして来たのかと思うと――……。
(わしはこんな部下いらんわッ!)
どうにも景虎といい、謙信といい、上杉は並大抵の度量ではなかったようだ。
「ッ!」
――後に後悔するのは結局清正のほうなのである。
おちょくられているのは解っている……。……解っているのだがッ!
清正はギリギリのところで耐えていた。
――今は仲間……イ・マ・は・ナ・カ・マ――ナ・カ・マッ……!
と、
言い聞せても――。
清正は嘆息して、肩を落とした。
しかし、コレを四百年間、景虎が相手にして来たのかと思うと――……。
(わしはこんな部下いらんわッ!)
どうにも景虎といい、謙信といい、上杉は並大抵の度量ではなかったようだ。
2005 |
10,05 |
«17»
清正は咄嗟に何かを言い返そうとして肺を膨らませた。だが、上手い反撃が見当たらない!
そうだった…コイツはこういう奴だったのだ。どっちに転んでも癪に障って――、
「ふん、貴様の助けなどいらぬわッ!」
と言い返すのが清正にとって精一杯だった。それでも口惜しさを精一杯の反抗に変えてそっぽを向いてやる。
――が、
「――殺してねえだろうな?」
「誰が殺すかッ」
無礼極まったもの言いに思わず反論してしまうが、
「そう言うなよ。後々偽装工作が大変なんだからよ。正直に言ってくれよ」
「誰にモノを言っているッ!」
そうだった…コイツはこういう奴だったのだ。どっちに転んでも癪に障って――、
「ふん、貴様の助けなどいらぬわッ!」
と言い返すのが清正にとって精一杯だった。それでも口惜しさを精一杯の反抗に変えてそっぽを向いてやる。
――が、
「――殺してねえだろうな?」
「誰が殺すかッ」
無礼極まったもの言いに思わず反論してしまうが、
「そう言うなよ。後々偽装工作が大変なんだからよ。正直に言ってくれよ」
「誰にモノを言っているッ!」
2005 |
10,04 |
«16»
それも癪なことに、この加藤清正……不覚にも言われるまで、忘れ果てているのであった。
「案外、時間かかったな」
悠然とチンピラ共の死体(注・気を失っているだけです)を踏み越えてやってくる。
「遅いぞ!安田ッ」
その歩く姿はあまりに堂々としていて、さながらモデル並みだ。いや、そんじょそこらのモデルではきっと敵わないだろう。
「十五分前からいるぜ」
――それとも、
「手助けが欲しかったか?」
「!ッ――……」
思わず両眉を撥ね上げた清正だった。
そう万全を尽くしたはずなのに抜かりなく清正の神経逆撫でる攻撃ッ。
「案外、時間かかったな」
悠然とチンピラ共の死体(注・気を失っているだけです)を踏み越えてやってくる。
「遅いぞ!安田ッ」
その歩く姿はあまりに堂々としていて、さながらモデル並みだ。いや、そんじょそこらのモデルではきっと敵わないだろう。
「十五分前からいるぜ」
――それとも、
「手助けが欲しかったか?」
「!ッ――……」
思わず両眉を撥ね上げた清正だった。
そう万全を尽くしたはずなのに抜かりなく清正の神経逆撫でる攻撃ッ。
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