2005 |
03,10 |
«-偶然-3»
何気無く入った店はどことなくレトロな雰囲気を醸しだしていた。
入ってすぐに視界に入ったのはカウンターとその背後にある種々の酒瓶とグラス。それから店内の奥へ視線をやると丁度良い具合いの人の込み合いに俺は携帯を取り出した。
「お、鳥越」
思わず俺の口許は綻んだに違いない。
なにせ相手は想像通りパニックを起こしている。
「――奢ってやっから来な」
場所も店名も伝えずに切るのは毎度のこと。
「お客様??」
通話が終わるのを見計らってウェイターが伺ってくる。その姿勢だけで店の良し悪しが見えるというものだ。
入ってすぐに視界に入ったのはカウンターとその背後にある種々の酒瓶とグラス。それから店内の奥へ視線をやると丁度良い具合いの人の込み合いに俺は携帯を取り出した。
「お、鳥越」
思わず俺の口許は綻んだに違いない。
なにせ相手は想像通りパニックを起こしている。
「――奢ってやっから来な」
場所も店名も伝えずに切るのは毎度のこと。
「お客様??」
通話が終わるのを見計らってウェイターが伺ってくる。その姿勢だけで店の良し悪しが見えるというものだ。
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