2005 |
04,05 |
«-偶然-30»
「はは…こればかりは仕方ない」
性分だよ、と青年は腰にエプロンをさっさと巻き付けだす。――だが、
だしぬけに手が止まった。
「?」
「――これは」
バーテンダーもその手を休めて青年の見るものへと視線をやれば、レジスターの隣、
そこには――、
一本のボトル。
「あ――……」
そういえば、キャッシャーの店員に、キープ棚に閉まっておいてくれと言われていた。
「まだ開封されてないな」
青年の手がボトルに伸びる。
「帰り際に、ね。新規のお客さんの」
その客はやけに人目を引いた客だった。
性分だよ、と青年は腰にエプロンをさっさと巻き付けだす。――だが、
だしぬけに手が止まった。
「?」
「――これは」
バーテンダーもその手を休めて青年の見るものへと視線をやれば、レジスターの隣、
そこには――、
一本のボトル。
「あ――……」
そういえば、キャッシャーの店員に、キープ棚に閉まっておいてくれと言われていた。
「まだ開封されてないな」
青年の手がボトルに伸びる。
「帰り際に、ね。新規のお客さんの」
その客はやけに人目を引いた客だった。
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