忍者ブログ

だ、駄文

二次創作のくだらない駄文置き場
2024
11,27

«[PR]»

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2005
09,22

«»

ネオン街から離れても人々の欲望に汚染された気は消えない。残り香程度には漂って俺の鼻を擽る。
俺は行き止まりを示すブロックを目の当たりにして、くるりと振り返った。
目を細めて射抜く先は??広がる汚染。
幻ではなく――ただ、現実を見つめる。
望むものなど何一つ、ない。
今はもう……縛る存在など、この世には??、
――いない。
ゆっくりと目を閉じた。衝動にかられる。自分は決して縛られたかった訳ではない。寧ろその逆だ。そのはずなのに――。
「……」

――結局、人間は一人では生きて行けない存在なのだ。
PR
2005
09,21

«»

しかし、いつぶりだろうか。
追われることなど最近滅多になくなっていた。
織田に味方して赤鯨衆に追われた以来だろうか。最終決戦では自ら渦中に飛込んだし、その前は四国でのんびり過ごしていた。
そう考えると我ながら今の状況は――……。
自然と苦笑が口端から漏れ忍ぶ。
下手したら、四百数十年で、

――最も働いているかもしれない。

使命なんてとうに潰えたのに、いや俺はそれ以前に『使命』なんてものには縛られていなかった。
俺を縛ったのは――、闇闘を見据えて目を細めた。
(まったく、なにやってんだか――)
2005
09,20

«»

(――まったくやんなっちまう)

――……呆れるしか本当にない。
けれど、そんなことも言っていられない。
走る自分に付いてくる数はなかなかなものだ。この分では交差点で別れた血気溢れる相方にも同じくらい、いやそれ以上の刺客が向かったはず。
きっと今頃は大仰に片鎌槍を振り回しているに違いない。さながらやんちゃな猫化の動物だろうことが微笑ましい。そんな相方の姿が目に浮かぶ。
(……まったく命知らずなヤツラだ)
刺客に御愁傷様と手を合わせるのとは裏腹に、口許を不敵に歪めたまま俺は突き当たりを曲がった。
2005
09,19

«»

どこで片付けても実際変わりねぇんだけどなぁ。
なのに、人気のない方向へと走る自分。
四百年で身に付いた習性はそう簡単に直るものではないらしい。
へっと口許を歪めた。
まったくやんなっちまう。そう思って内心で苦笑すれども、走るのを止める気はない。
それも今更なことだ。
人様の前で怨霊を片付けることほど後々面倒なこともないのも事実。
それなりに今の行動も理にかなっているのだが??、
――それでも、
自分の行動に醒めた笑みが上ってしまう。
自由になっても――、
何かをなぞらずにはいられない自分に、
2005
09,19
私の一年間が終了しました。
そして、ある企画の原稿の目処が立ちましたのでこちらで連載を開始します。
全31話です。
それでは開幕です。

[21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31]


« 前のページ:: 次のページ »
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ブログ内検索
最新記事
(05/26)
(04/18)
(04/04)
(03/15)
(02/17)
フリーエリア
最新CM
最新TB
アクセス解析

Powered by Ninja.blog * TemplateDesign by TMP
忍者ブログ[PR]