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だ、駄文

二次創作のくだらない駄文置き場
2024
11,27

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2005
10,10

«22»

奴の目は行く先のネオン街へと向かっていた。すっと細められた双眸は揺るがない。
「そんなもん恐くねえよ」
あまりに無造作に頭の上の手は煙草を求めて離れていく。
「――もっとも、俺は直江と違ってやましい人生送ってないしなぁ」
「!」
思わず清正は立ち止まり、額に手をやった。
脳内を瞬時に駆け抜けていった衝撃の実体験――。
あれは……、
(――衝撃的すぎた……)
思い出して一気に脱力感に襲われない――わけがない。
二度と接触読心をしまいと固く心を誓わせた奴などアイツが初めてだ……。
「どうした?」
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2005
10,09

«21»

相手は目を丸くする。――接触読心。
それは極めて危険な技である。技自体が反則と言っても過言ではない。触れただけで記憶を読み取れる能力。清正にその能力が備わっていると知る人物はやたらめったら自ら清正に触れてこようとはしない。誰だって知らぬ間に勝手に心を覗かれるのは嫌なものである。
「……」
始め清正が何を言いたいのか分からなかったようだが、合点いくと、少ししかめっ面をして見せた。だが、それだけだった。清正に触れる手はどけられない。
そして、驚くほど柔らな表情を浮かべて、
「――別に」
2005
10,08

«20»

――流れ込む映像。
それは茶ばね色のブレザーを着た――……。
(――……)
それは自分も知っている――今は亡き……人物。
清正は目を伏せた。
「どうした?」
「……いや」
目を上げた先に奴の視線が待っている。挑戦的で愉快そうな眼差し。
「今度はもっと早く片付けろよ」
「無理を申すなッ」
それは茶ばね色のブレザーに向けていたそれと変わりない。
清正は目を細めた。
切なくて、愛おしく――今は思い出の中にしかない倖せ。
「しかし、オマエは――」
おまえたちは――、
「わしが……――恐くはないのか?」
2005
10,07

«19»

そういえば、あの直江でさえも、慣れるしかないとかなんとか……。
清正はゆっくりと息を吐いて奴から身体ごと視線を外した。
とんだことに巻き込まれたものだ……、と思っていたのも束の間――。
カクッ
「!」
背をド突かれるとかなんとではなくて、
「何をするッ!?」
「なに格好つけてたそがれてんだよ」
足カックン……だ。
悪戯の張本人は、にやりと笑む。
「おら行くぞ」
その笑みが気に食わないの、だ!
「!」
だが、清正は気に食わない相手への言葉飲み込んだ。
相手に頭をクシャリと掴まれて前倒しになるとともに――、
2005
10,06
連載始めてから後半に突入です。
どうでしょうか?
楽しんでいただければ幸いです。その前に何人のお客様がここ訪れてるやら(汗)
ま、ひっそり更新がこちらの日記のモットーなので~☆
で、一応、オンリーに合わせて終了し、書き下ろしを加えてup予定です。
道のり長いですな。

はー最近はすさまじくオリジナルが書きたくてたまりません。
ミラは最近重い内容ばかりです。
オリジナルに傾倒したくとも、なんかオンリーやらなにやらで凄まじく目移りしてしまいます。
このサイトを訪問してくださっている方はどちらをご希望か?
どう見てもメイン…ミラのほうだよなぁ…

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