2005 |
10,10 |
«22»
奴の目は行く先のネオン街へと向かっていた。すっと細められた双眸は揺るがない。
「そんなもん恐くねえよ」
あまりに無造作に頭の上の手は煙草を求めて離れていく。
「――もっとも、俺は直江と違ってやましい人生送ってないしなぁ」
「!」
思わず清正は立ち止まり、額に手をやった。
脳内を瞬時に駆け抜けていった衝撃の実体験――。
あれは……、
(――衝撃的すぎた……)
思い出して一気に脱力感に襲われない――わけがない。
二度と接触読心をしまいと固く心を誓わせた奴などアイツが初めてだ……。
「どうした?」
「そんなもん恐くねえよ」
あまりに無造作に頭の上の手は煙草を求めて離れていく。
「――もっとも、俺は直江と違ってやましい人生送ってないしなぁ」
「!」
思わず清正は立ち止まり、額に手をやった。
脳内を瞬時に駆け抜けていった衝撃の実体験――。
あれは……、
(――衝撃的すぎた……)
思い出して一気に脱力感に襲われない――わけがない。
二度と接触読心をしまいと固く心を誓わせた奴などアイツが初めてだ……。
「どうした?」
PR
Post your Comment
カレンダー
ブログ内検索
カテゴリー
アーカイブ
フリーエリア
最新CM
最新TB
最古記事
(09/03)
(09/04)
(09/04)
(09/05)
(09/05)
アクセス解析