2005 |
10,18 |
«30»
「さーてとッ」
通話を切ると背伸びをした。両腕を天へと投げ出してまるで猫のように。
そして、ピシッとした見惚れるような歩きを披露してネオン街へと向かいはじめた。
だが、隣行く男は歩き出して早々――、
「なに奢らせてやろうか――」
と、……呟いた。否、宣った。
思わず一歩引きたくなるような悪戯な微笑を携えて――瞳はキラキラとネオンの光を乱反射させている。
「どうした?清正」
「いや」
清正はぎこちなく視線を反らして言葉を濁した。濁して?話題を変えた。
「……。本当にいいのか?」
「いいって、いいって~」
相手は上機嫌だ。
通話を切ると背伸びをした。両腕を天へと投げ出してまるで猫のように。
そして、ピシッとした見惚れるような歩きを披露してネオン街へと向かいはじめた。
だが、隣行く男は歩き出して早々――、
「なに奢らせてやろうか――」
と、……呟いた。否、宣った。
思わず一歩引きたくなるような悪戯な微笑を携えて――瞳はキラキラとネオンの光を乱反射させている。
「どうした?清正」
「いや」
清正はぎこちなく視線を反らして言葉を濁した。濁して?話題を変えた。
「……。本当にいいのか?」
「いいって、いいって~」
相手は上機嫌だ。
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